はじまり
大人の食べるものを見ては食べたがり、
つけるものを見てはつけたがる子供達に、
一生食べたり飲んだり、身体につけたりしても、
安心して見守っていられるものが欲しい…それが原点でした。
海外から食品を輸入する仕事を通じて、
ペルシャのローズウォーターを日本に紹介しはじめ、
そして自分自身も使い始めて20年が経ちます。
沢山の方々にローズウォーターを贈りそして喜ばれて来たことは、
It is flowers が生まれる何よりの原動力となりました。


輸入した大量生産のメーカー品は香りも品質も様々。
もしも自分たちで、産地や素材、製法にこだわってつくれたら…
もっと喜んでもらえる最高のもの、最高の香りが作れるかもしれない!
いざ、発祥の地へ
1000年以上もの歴史があるローズウォーター
昔ながらの製法と伝承窯が受け継がれている
発祥地のバラ園に行くしかない!
そうして、最愛の子供たちも一緒に、発祥の地ペルシャ・イランへゆくことに。


命のちから
そこは、とても強い日差しと乾燥した砂漠の空気。
肌は乾いてゆき、どんどん体力をうばわれ、
水分などこまめに取るようにはしていても、
なれない私たちは熱中症になってしまうほどでした。
そんな過酷な環境に、力強く、可憐に咲くローズ。
その命の力に、何度も何度も感動しました。

紅茶をご馳走になりながら
取れたての蜂蜜と
ローズウォーター入りの紅茶を
たっぷりご馳走になりながら、
ローズへの農家の方々の思いも沢山聞かせて頂きました。

ローズウォーター がはいった紅茶
っておいしい・・・





昔々から、変わらないもの
昔々から当然のようにローズが咲き、ローズを食してきた長い歴史を通じて、
村では農薬を使わずに育てることは普通の事でした。
乾燥した大地と厳しい気候で殺虫剤なども必要はありません。
大地と雪解け水とミツバチと太陽、それだけで十分。
自ら選んで自生したこの土地はローズにとって最適な環境なのです。



おばあちゃん、
朝早くから
大変じゃないの?
子供のころから
ずーーっと
やっているからね
千年伝承
1000年以上もの間受け継がれてきた
今では希少となった伝承釜による製法で、
じっくり時間をかけて造ること、
それが柔らかで深い香りを生み出すことを知りました。
土地にあったものを必要な時間をかけて丁寧に作ってゆけば、
土地にも人間にも優しいものが作れます。
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手間隙はかかるけれど、昔ながらの蒸留釜で丁寧に作った方が
豊かで深みのある良いローズウォーターが作れるんだよ。
しかし、こんな贅沢な朝摘みの花びらを使ったローズウォーターは
作ったこともないけど、見たことも聞いたこともないよ!
これは間違いなく、史上最高のローズウォーターになるよ!
エンペラーへ贈り物でもするのかい?
ローズの香りそのもの

ローズの香りはダマスクローズと品種は同じであっても、生産国とその年の
生育環境によって大きく変化します。
ペルシャのローズは、バラ園にそよ吹く風のような、爽やかな香りが特徴です。
モロッコ、ブルガリア、インド、フランス、トルコなど生産国によってその香り
は違います。
現代は残念ながら本物のローズウォーターであっても、香料が使われてしまう事も多いそうです。
人工的なローズの香りに慣れた方はその違いに驚かれます。
ローズの香りは苦手と言われた方がファンになってくれる。
うれしい変化や喜びの声をとどけてくれる。
そんな声を聞く度に、本物の香りの持つ力と自然の恵みを、
もっともっと大事にしていきたいと思うのです。

ままのお手伝いに来たけど
つかれちゃったから
ちょっとお休み。
日本の皆さ~ん、想像を超える素晴らしいローズたちが出来上がりました!
こんなに美しい香りに出会うことができて、私たちも感動と感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございます!